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2021年02月19日
一月の自選俳句(2019年以前)
天ぷらを 上げておるかよ 軒時雨(のきしぐれ) しぐれは冬の強い風に混じってぱらぱらと降ってくる雨のことをいう。 二階の部屋から時雨が...
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2021年02月16日
今月の俳句「一月」2021
音もなく 気配ばかりが 除夜の鐘 いつもの歳であれば 元旦に日が代わる真夜中に 風呂に入浴していると近くの最明寺の除夜の鐘が聞こえてく...
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2021年02月04日
十二月の自選俳句(2019年以前)
エレベーターに 一人残らず 聖夜かな 「まだまだ入れますよ。」この人数でみな乗れるかしらと思いながらも一人残らず同じ箱におさまるとな...
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2020年12月30日
今月の俳句「十二月」2020
ポインセチア ほんのり季節 巡り来る キッチンの どこかでクリスマス やっている キッチンにいたとき どこからか 小さなクリスマスの旋...
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2020年12月20日
超短編 五十四字の物語
始めに 私が超短編 54字の物語というものを知ったのは 今年の10月ごろ NHKの朝のニュースで最近流行っているものとし...
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2020年12月10日
十一月の自選俳句(2019年以前)
和太鼓もコーラスも 一つ屋に 文化の日 舞台といふ 山頂に立つ 文化の日 終幕や 静かに暮るる 文化の日 今年(2017年)の文化の日...
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2020年12月06日
今月の俳句「十一月」2020
ストレッチし まま寝転んで 小六月(ころくがつ) 小六月(ころくがつ)は旧暦十一月の古称、晩秋から初冬にかけての春のように暖かな日より...
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2020年11月20日
今月の俳句「十月」2020
回覧板 秋雀 舞う 所まで 回覧板は通りをはさんだ向かいの家から回ってくる。 十年前まではすぐ隣の高齢の一人暮らしの女性...
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2020年11月06日
十月の自選俳句 (2019年以前)
天高し 空の鏡に 人の世の 秋は空気も澄んで空は高くどこまでも続いている。 こんな季節にはこの空の下で人々は暮らしている...