川鯉がザブ
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2021年12月15日
短編ファンタジー集|天ぷらしぐれ「川鯉がザブ」④
雨を吸ったせいか少し前から清水老人の服はさかなの臭いが強くなっていることは温郎も感じていました。 「これもしかしてさかな...
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2021年11月15日
短編ファンタジー集|天ぷらしぐれ「川鯉がザブ」③
温郎はすっかり話に引き込まれていました。知らないうちに口を大きく開けて息を話しに集中していました。清水老人の話を聞いてい...
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2021年11月02日
短編ファンタジー集|天ぷらしぐれ「川鯉がザブ」②
ところが清水老人は「私はたぶん今日あたりいなくなるからね。そうしたらこのベンチは温郎、おまえが引き継げばいい。」と言うの...
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2021年09月24日
短編ファンタジー集|天ぷらしぐれ「川鯉がザブ」①
川鯉に ざぶと裂けたる 梅雨の空 かわごいに ザブとさけたる つゆのそら そこは外房の海辺の小さな町に流れ...