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2022-07-28

3.『土筆のように』歌詞と解説

 

「土筆のように」

こうしてあなたは土の中から
手を伸ばして光をつかまえた
春に目覚めた土筆のように
かわいいパラポラ頭で
お空のラジオに周波数合わせて
トンボの唄を聞いていたい

突きぬける空の蒼さが
眼にしみとおって消えない
駆けぬける列車の響きが
せつなく土をふるわしてる

こうしてあなたは小石の隙から
手を伸ばして風をつかまえた
春に目覚めた土筆のように
かわいいパラポラ頭で
宇宙のラジオに周波数合わせて
星のつぶやき聞いていたい

たそがれの日のなごりが
眼に貼り付いて消えない
さよならの子供らの声が
ビルの谷にこだましてる

 

これは、ひきこもりで悩んでいる人たちのためのささやかななぐさめの歌です。
春に目覚めた土筆のように、土の中から手を伸ばして光を捕まえてください。
私自身もどちらかといえばひきこもりの傾向があり、2020年からのコロナの季節の中でそれが強化されている感覚がありました。

 

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